2006年 05月 03日
オーロラに抱かれて死んだ詩人のはなし |
むかしむかし、とはいっても20世紀のはじめ、
アイスランドにひとりの詩人がいました。
かれはオーロラにみせられ、またこれといってしげんのない荒れ地ばかりのくにのためオーロラで商売をしようとおもいつきました。
しかし、かれの意見はだれにも受け入れられませんでした。
その後かれはだれもよせつけない岩だらけの荒野のなかにぽつりと家をたてました。
そこにあるのはまちへ続く1本のみちと、ただただ広がる地平線だけです。
となりのいえまでは車で30分以上かかりました。もちろん電気も水道もありません。
ふゆになると寒さでこごえてしまいます。
なのにかれはその家で生涯くらし続けました。
なぜならそこにはうつくしいオーロラがあったからです。
そしてかれがさいごを迎えるときも、オーロラは夜空にかがやいていました。
(写真はオーロラツアー移動中に見た夕日)
カタコト英語のオーロラツアーのじいさんが語ってくれた話をカタコト英語の俺が勝手に解釈?創作?したオーロラにまつわるロマンチックな話。
奇しくもその詩人の家の前でオーロラを見た俺は
その美しすぎる光景を永遠に目を閉じる瞬間まで見る事ができた詩人をうらやましく思ったのだった。
おかしな話このむき出しの自然の中でオーロラを見つめながら土に還れたらなんて幸せなのだろうかとさえ考えてしまう。
残念ながらオーロラの姿は写真に収めることができなかったけどもあの輝きは今も俺の網膜に焼き付いている。
アイスランドにひとりの詩人がいました。
かれはオーロラにみせられ、またこれといってしげんのない荒れ地ばかりのくにのためオーロラで商売をしようとおもいつきました。
しかし、かれの意見はだれにも受け入れられませんでした。
その後かれはだれもよせつけない岩だらけの荒野のなかにぽつりと家をたてました。
そこにあるのはまちへ続く1本のみちと、ただただ広がる地平線だけです。
となりのいえまでは車で30分以上かかりました。もちろん電気も水道もありません。
ふゆになると寒さでこごえてしまいます。
なのにかれはその家で生涯くらし続けました。
なぜならそこにはうつくしいオーロラがあったからです。
そしてかれがさいごを迎えるときも、オーロラは夜空にかがやいていました。
(写真はオーロラツアー移動中に見た夕日)
カタコト英語のオーロラツアーのじいさんが語ってくれた話をカタコト英語の俺が勝手に解釈?創作?したオーロラにまつわるロマンチックな話。
奇しくもその詩人の家の前でオーロラを見た俺は
その美しすぎる光景を永遠に目を閉じる瞬間まで見る事ができた詩人をうらやましく思ったのだった。
おかしな話このむき出しの自然の中でオーロラを見つめながら土に還れたらなんて幸せなのだろうかとさえ考えてしまう。
残念ながらオーロラの姿は写真に収めることができなかったけどもあの輝きは今も俺の網膜に焼き付いている。
by call_me_june
| 2006-05-03 12:12
| 旅